やっとエヴァQみました

 いまさらながら感想。

世界が滅びても終われない物語

 ミサトさん達と一緒に、世界の(補完計画の)真実に辿り着くまで戦って欲しかった。けどその真実なんてのはそもそもなくて、なのでこういう話になったのかなと思う。明かされるべき真実は一つも明かされず、QはQで謎を生み出したのみに留まった。
 サードインパクトを防ぐために戦っていた気がするが、実際に(サードインパクトが)訪れても全滅ENDにはならず、(事前準備入念なので)人は生き延びていく。その先の、登場人物達が迎えたいエンディングは『平穏な日常』になるのかな。彼らは戦いすぎた。戦いが終わって、幸せになってほしい。
 あとおもんない作品によくある「意思の疎通不足で物語を動かす」ような話の作り方は残念だった。取り返しの付かないことをしたとは言え。今までは物語の推移に納得していた気がするし。
 
 真偽はともかく、Qは以上の通り色々"気づき"ながら、ゆったりと観れた。ともかく、次でエヴァは終わる。帰るべき場所へ帰ろうとするあのエンディングで終わりでもいいかもしれないけど、でも終わりがあるなら観てみたい。