VSおばけパフェ!

まずはご覧いただこう。


 おわかりいただけただろうか。
 今回は新潟県長岡市に伝わる希代のスイーツ、おばけパフェについて、昨年11月に訪れた実体験を元に書いていく。
 

まずはパーティを組もう

 おばけパフェに挑むにあたって、必ず5人以上のパーティを組み、レベル(後述)3以上の場合は事前に予約をしなければならない。私が昨年予約した時には、電話口からマスターの(きたか・・・!)という気迫を感じ取ることが出来た。両者共に既に臨戦態勢である。マスターは終始ハイテンションで半分位聞き取れなかった。
 

レベル

 おばけパフェには1~7.5までの『レベル』があり、パーティの人数、実力(挑戦回数等)に応じて設定される。ちなみに上記の画像はレベル2.5で、昨年私を含む7人で訪れた時のものである。念のため繰り返すと、上記の画像はレベル2.5である。
 

いざ来店

 アーケード街の一角にひっそりと佇んでいる。薄暗い階段の入り口には「おばけパフェのお店!」という看板、その先の鏡張りの壁の向こう側、コーヒーショップのような外観のブラウンのガラスのドアには「モカ」と、店の名前が記されている。
 一歩足を踏み入れると、そこには大きな水槽、そして店全体に設置されたショーケースの中には膨大な数のレトロな玩具。このノスタルジックなコレクションを見る為だけに訪れる価値は十二分にある。
 ちなみにカレーのお店でもある。昭和の雰囲気を味わいながら、こだわりのカレーに舌鼓を打つのもまた一興だ。
 

さあご対面

 パフェの定義が揺らぐ瞬間である。山のようなクリーム、チョコのコーティング、そして無残に無造作に突き刺さったポッキー・・・お菓子の国は実在した。得物(スプーン)片手に集団で取り囲んだら、まずはそのかわいらしい外装を引き剥がしていこう。
 〜
 おばけパフェの構成要素の多くを占めるのがバニラアイスである。言うまでもないことだが、アイスは冷たい。大量のアイスを摂取し続けたらどうなるか。凍えるのである。そして言うまでもないことだが、アイスは甘い。大量のアイスを摂取し続けたらどうなるか。甘い。甘ったるくて・・・耐えられん!
 体温維持と舌の状態異常を回復する為には、ホットコーヒーがオススメだ。勿論冷たいコーラを頼んでもいい。
 

終盤

 おばけパフェは瞬間ごとにその姿を変える。詳細はここでは省略するが、うずたかくそびえ立つもはやパフェでもなんでもないアイスウォールを崩していく度、マスターが現れ、何かが起きるのだ。
 
 参考リンク:食べログ:モカ